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各科の専門研修プログラム

精神科領域専門医研修プログラム

お問い合わせ先

専門領域 精神科
電話番号 0952-34-2304
メールアドレス tateishh@cc.saga-u.ac.jp
専門研修プログラム名
オール佐賀精神科専門研修プログラム
プログラム担当者情報
氏  名立石 洋
住  所〒849-8501 佐賀市鍋島 5-1-1
電話番号0952-34-2304
FAX0952-34-2048
E-mailtateishh@cc.saga-u.ac.jp
専攻医の募集人数
( 6 )人
専攻医の募集時期
  • 一般社団法人 日本専門医機構のホームページにてご確認下さい。
     https://jmsb.or.jp/
応募方法
履歴書を下記宛先日までに、履歴書を下記宛先郵送または電子メール 送付する。
宛先〒849-8501 佐賀市鍋島5-1-1 佐賀大学医部精神講座
担当者立石 洋
電話番号0952-34-2304
FAX0952-34-2048
E-mailtateishh@cc.saga-u.ac.jp
採用判定方法
面接を行い、採用の可否判定する。

専門研修の理念と使命

  1. 専門研修プログラムの理念 (全プログラム共通項目)
    精神科領域専門医制度は、精神医学および精神科医療の進歩に応じて、精神科医の態度・技能・知識を高め、すぐれた精神科専門医を育成し、生涯にわたる相互研鑽を図ることにより精神科医療、精神保健の向上と社会福祉に貢献し、もって国民の信頼にこたえることを理念とする。
  2. 使命 (全プログラム共通項目)
    患者の人権を尊重し、精神・ 身体・社会・倫理の各面を総合的に考慮して診断・治療する態度を涵養し、近接領域の診科や医スタッフと協力して国民に良質で安全で安心できる精神医療を提供することを使命とする。
  3. 専門研修プログラムの特徴
 精神医学は理系から文系まで極めて幅広い領域を包含している。したがって精神科医療においては、生物学的、心理学的、社会学的な多角的な対象評価と治療的アプローチが必要であることは言うまでもない。さらに精神科医療の対象となる患者は、認知症から統合失調症、不安障害、摂食障害、発達障害等きわめて幅が広い。
 われわれは3年間という限られた期間で、精神科専門医として必要最低限の技能を効率よく身につけるには、性格の異なる複数の医療機関を組み合わせて研修することが必須と考え、従来より、大学病院、公的精神科病院、民間精神科病院の3か所を必ずロ-テ-トする方針を堅持してきた。本プログラムの最大の特徴は、同一(一部は隣接)医療圏にある研修機関施設および研修協力施設の中から、大学病院、公的精神科病院、民間精神科病院の3か所をロ-テ-ションすることにある。すべての研修協力施設は研修機関施設から車で30分程度の距離に所在し、日常的に密接な診療連携を行っており、転医した患者をロ-テ-ション先の医療機関で再び担当することにより、同一患者を病態のステ-ジに応じてフォロ-アップすることも可能である。
 研修基幹施設となる佐賀大学医学部附属病院では、精神科医療に必要な基礎的な知識、技能、態度を身につける。研修協力施設のうち公的精神科病院である肥前精神医療センターでは、態度を身につける。研修協力施設のうち公的精神科病院である肥前医療センターでは、精神科救急・急性期症例、アルコール・薬物依存症および司法精神医学について研鑽を積む。民間精神科病院では、訪問看護などの地域精神科医療や精神科リハビリテーションについて学ぶと共に、精神科医療経営・医療経済・保険診療について知識を深める。

専門研修施設群と研修プログラム

  1. プログラム全体の指導医数・症例数
    ■ プログラム全体の指導医数:33人
    ■ 昨年一年間のプログラム施設全体の症例数
    疾患外来患者数(年間)入院患者数(年間)
    F03170404
    F1681343
    F23710692
    F35580360
    F4 F50552989
    F4 F7 F8 F9 F506472140
    F618021
    その他1281196
  2. 連携施設名と各施設の特徴
    • A 研修基幹施設
      • 施設名:佐賀大学医学部附属病院
      • 施設形態:大学病院
      • 院長名:野口 満
      • プログラム統括責任者氏名:溝口 義人
      • 指導責任者氏名:溝口 義人
      • 指導医人数:( 4 )人
      • 精神科病床数:( 22 )床
      • 疾患別入院数・外来数:(年間)
        疾患外来患者数(年間)入院患者数(年間)
        F044211
        F1526
        F214927
        F316148
        F4 F5055011
        F4 F7 F8 F9 F501270
        F6240
        その他892
      • 施設としての特徴(扱う疾患の特徴等)
         当施設の特徴は、大学医学部附属病院であると同時に、県内唯一の精神科病床を有する総合病院でもあり、膠原病、内分泌系疾患、悪性腫瘍などを含む身体合併症の治療、妊婦の出産までの管理など幅広く精神科患者を当科は受け入れている。そのため、 当科は他科との連携を大変重視しており、コンサルテーション・リエゾン専任医師を常時2名配置し、他科と連携して診療を継続している。また、神経内科と合同で認知症疾患医療センターを運営しており、地域在住高齢者の精神的健康を維持すべく、うつ病や認知症などの診断・治療、さらに多職種連携、家族支援を重視しつつ、高齢者医療に日々取り組んでいる。

    • B 研修連携施設
      ①施設名:独立行政法人国立病院機構 肥前精神医療センター
      • 施設形態:独立行政法人国立病院機構
      • 院長名:杠 岳文
      • 指導責任者氏名:會田 千重
      • 指導医人数:( 17 )人
      • 精神科病床数:( 404 )床
      • 疾患別入院数・外来数(年間)
        疾患外来患者数(年間)入院患者数(年間)
        F0233123
        F1581319
        F2697477
        F3526176
        F4 F5060441
        F4 F7 F8 F9 F501407101
        F610920
        その他678190
      • 施設としての特徴(扱う疾患の特徴等)
      •  脊振山系が目の前に広がる自然に恵まれた単科精神科病院である。佐賀県唯一の精神科救急病棟を有していることもあり、指定医、専門医の症例は豊富にあり、毎年20人以上の専攻医が研鑽を積んでいる。精神科救急病棟を教育研修の中心の場とし、精神科リハビリテーション、地域医療(デイケア、訪問診療)を学ぶことができる。また、こどもの心の診療拠点病院、依存症治療拠点機関、認知症疾患医療センター、医療観察法指定入院通院医療機関に指定されており、他施設では経験が難しい臨床経験(児童精神医学、嗜癖、司法精神医学、精神鑑定の助手、救急トリアージ、DPAT研修、CVPPP研修)も積むことができる。クロザピン、修正型電気けいれん療法の経験もできる。このように高度専門オールラウンド型病院であり、医師のみならず多職種に選ばれる精神科研修病院である。指導医も多く、九州大学の黒木俊秀教授をはじめとする複数の教育回診、カンファレンス、症例検討会など教育プログラムも豊富に備えている。
      ②施設名:医療法人財団友朋会 嬉野温泉病院
      • 施設形態:民間施設(医療法人財団)
      • 院長名:中川 龍治
      • 指導責任者氏名:奥 栄作
      • 指導医人数:( 8 )人
      • 精神科病床数:( 604 )床
      • 疾患別入院数・外来数(年間)
        疾患外来患者数(年間)入院患者数(年間)
        F02400196
        F1384
        F22745103
        F3465692
        F4 F50432436
        F4 F7 F8 F9 F50486538
        F6372
        その他5148
      • 施設としての特徴(扱う疾患の特徴等)
        佐賀県下で最大の精神病床を有する病院である。精神科急性期病棟に加えて、精神科療養病棟、認知症治療病棟を有し、幅広い精神疾患に対応している。病院開設当初から芸術療法に力を入れており、国内では有数の存在で院内に美術館まで併設されている。近年は児童思春期専門外来の開設により、児童思春期症例が隣県を含む広範囲から数多く集まっている。研修基幹施設と医療圏は異なるが、車で30分程度と近距離にあること、院長以下多くの精神科医師が佐賀大学医学部附属病院で専門研修を受けてきたことから、日常的に密接な診療連携を行っている。
      ③施設名:樟風会 早津江病院
      • 施設形態:単科精神科病院
      • 院長名:松永 高政
      • 指導責任者氏名:松永 高政
      • 指導医人数:( 3 )人
      • 精神科病床数:( 300 )床
      • 疾患別入院数・外来数(年間)
        疾患外来患者数(年間)入院患者数(年間)
        F010174
        F11014
        F211988
        F313744
        F4 F50511
        F4 F7 F8 F9 F50731
        F601
        その他00
      • 施設としての特徴(扱う疾患の特徴等)
        当院は5つの病棟に分かれており、統合失調症を初めとする精神疾患の急性期状態の治療を担う病棟、回復期~慢性期の治療を担う病棟、身体合併症の治療を担う病棟、そしてアルツハイマー型認知症や脳血管性認知症の急性期治療~回復・慢性期を担う病棟がある。精神科訪問看護やグループホームに力を入れており、急性期医療から地域医療まで一貫した診療を経験できる。
      ④施設名:特定医療法人 浄心会 園田病院
      • 施設形態:精神科病院
      • 院長名:濱田 芳人
      • 指導責任者氏名:濱田 芳人
      • 指導医人数:( 2 )人
      • 精神科病床数:( 189 )床
      • 疾患別入院数・外来数(年間)
        疾患外来患者数(年間)入院患者数(年間)
        F0205
        F16553
        F2205185
        F3150102
        F4 F5040
        F4 F7 F8 F9 F509015
        F620
        その他  
      • 施設としての特徴(扱う疾患の特徴等)
        病床数は189床で、その内訳は急性期病棟30床、混合開放病棟58床、男子閉鎖病棟58床、女子閉鎖病棟43床です。さらに地域支援のため、訪問看護や精神科デイケアセンター、グループホームを運営し地域精神医療を展開しています。またアルコール依存症の治療にも力を入れ、アルコールリハビリプログラムに従って地域に開かれたアルコールミーティングを施行しています。
  3. 研修プログラム
    1. 年次到達目標
       専攻医は精神科領域専門医制度の研修手帳にしたがって専門知識を習得する。研修期間中に以下の領域の知識を広く学ぶ必要がある。1.患者及び家族との面接、2.疾患概念の病態の理解、3.診断と治療計画、4.補助検査法、5.薬物・身体療法, 6.精神療法、7.心理社会的療法など、8.精神科救急、9.リエゾン・コンサルテーション精神医学、10.法と精神医学、11.災害精神医学、12.医の倫理、13.安全管理。

      各年次毎の到達目標は以下の通りである。
      到達目標
      1年目:原則として基幹病院で、指導医と一緒に統合失調症、気分障害、器質性精神障害の患者等を受け持ち、面接の仕方、診断と治療計画、薬物療法及び精神療法の基本を学ぶ。1年目の後半ではコンサルテーション・リエゾン症例を経験する。とくに面接によって情報を抽出し診断に結びつけるとともに、良好な治療関係を構築し維持することを学ぶ。精神療法の習得を目指し認知行動療法、精神分析・精神力動療法のいずれかのカンファレンス、セミナーに参加する。院内研究会や学会で発表・討論する。
      2年目:原則として連携病院で、指導医の指導を受けつつ、自立して、面接の仕方を深め、診断と治療計画の能力を充実させ、薬物療法の技法を向上させ、精神療法として認知行動療法と力動的精神療法の基本的考え方と技法を学ぶ。精神科救急に従事して対応の仕方を学ぶ。神経症性障害および種々の依存症患者の診断・治療を経験する。ひきつづき精神療法の修練を行う。院内研究会や学会で発表・討論する。
      3年目:原則として2年目と異なる連携病院で、指導医から自立して診療できるようにする。認知行動療法や力動的精神療法を上級者の指導の下に実践する。心理社会的療法、精神科リハビリテーション・地域精神医療等を学ぶ。児童・思春期精神障害およびパーソナリテイ障害の診断・治療を経験する。外部の学会・研究会などで積極的に症例発表する。
    2. 研修カリキュラムについて
       研修カリキュラムは、「専攻医研修マニュアル」、「研修記録簿」を参照。
    3. 個別項目について
      1. 倫理性・社会性
         研修基幹施設において他科の専攻医とともに研修会が実施される。精神科コンサルテーション・リエゾン活動を通して身体科との連携を持つことによって、医師としての責任や社会性、倫理観などについても多くの先輩や他の医療スタッフからも学ぶ機会を得ることができる。
      2. 学問的姿勢
         専攻医は医学・医療の進歩に遅れることなく、常に研鑽自己学習することが求められる。すべての研修期間を通じて与えられた症例を院内の症例検討会で発表することを基本とし、その過程で過去の類似症例を文献的に調査するなどの姿勢を心がける。その中で特に興味ある症例については、地方会等での発表や学内誌などへの投稿を進める。
      3. コアコンピテンシーの習得
         研修期間を通じて、1)患者関係の構築、2)チーム医療の実践、3)安全管理、4)症例プレセ゛ンテーション技術、5)医療における社会的・組織的・倫理的側面の理解、を到達目標とし、医師としてのコアコンピテンシーの習得を目指す。さらに精神科診断面接、精神療法、精神科薬物療法、リエゾンコンサルテーションといった精神科医特有のコンピテンシーの獲得を目指す。
      4. 学術活動(学会発表、論文の執筆等)
         研修基幹施設において臨床研究、基礎研究に従事しその成果を学会や論文として発表する。
      5. 自己学習
         専攻医は佐賀大学医学部臨床研究棟内に専用のデスクが与えられる。図書館、インターネット環境、研修センターを利用して自己学習する。
    4. ローテーションモデル
       原則として1年目は研修基幹施設・佐賀大学医学部附属病院で研修を行い、精神科医としての基本的な知識を身につける。2年目・3年目は公的単科精神科病院(肥前精神医療センター)と民間単科精神科病院(嬉野温泉病院または早津江病院)を各1年ローテートし、救急・急性期症例、児童症例、地域・リハビリテーションを幅広く経験し、治療手技や精神科に関連する社会資源についての知識と技術を深めていく。
      なおローテーション先については、専攻医の希望に応じて柔軟に対応する。
    5.  研修の週間・年間計画
      週間スケジュールは以下の通り。
      【佐賀大学医学部附属病院】
      午前 午後
      新患の予診 病棟
      病棟 病棟
      新患の予診 病棟
      9:00~9:30 リエゾンカンファ
      9:30~10:30 入院カンファ
      10:30~回診
      12:00~12:30 向精神薬研究会
      12:45~13:30 医局会
      16:00~17:00 抄読会または症例検討会
      新患の予診 病棟


      【肥前精神医療センター】
      肥前精神医療センター
      [国立病院機構精神医学講義(基礎講座、応用講座)]
       当院では、毎週金曜日のお昼に、約1時間「ITを用いた多施設共同医師養成システム」の研修プログラムとして参加15施設の指導医が、交互に精神医学の基礎的知識から最先端の情報までを幅広く講義している。
      [モーニング・カンファレンス]
      毎週金曜日の朝に、専攻医が受け持ち患者の症例提示や興味を持ったことについての発表を行い、指導医を交えて検討会を行っている。
      [新入院報告会]
      毎週水曜日の医局会後に、1週間で専攻医が受け持った入院患者について、簡単にプレゼンテーションをしてもらい、医局全員が把握する機会を持っている。
      [症例検討会]
      月1回、水曜日の新入院報告会後に行い、多くの指導医を交えて、困っている症例などについて症例検討を行っている。
      [院内カンファレンス]
      アルコール・薬物関連問題勉強会(ひみこクラブ)、児童思春期症例検討会(ひよこクラブ)、認知症勉強会などが定期的に行われている。
      [肥前セミナー]
      1986年から年に数回、国内外の著名人を招いて講演会を開催しています。毎回院内外から100名程度の参加がある。
      [肥前精神医学セミナー]
      2012年度より、全国の初期研修医、後期研修医等を対象に2日間の研修会を開催している。全国の若い医師が当院に集まり、意見交換と親睦を図ることを目的にしている。精神科分野の様々なレクチャーを受け、著名な医師から直接講義を受けることができる。
      [先端精神医学セミナー]
      2013年度より最新のトピックスを中心に医師の関心のあるテーマについて、国内外から講師を招いて講演を行っている。
      [各種研修会]
      基幹施設では、院外からも講師を招いて「認知症高齢者対策研修」、「アルコール薬物関連問題研修会」、「行動療法研修会」、「精神科看護研修」、「CVPPP(包括的暴力防止プログラム)研修」、「司法精神医学研修会」、「ブリーフ・インターベンションワークショップ」などの全国規模の研修会を毎年開催している。こうしたプログラムにも予め受講希望を申し出れば、参加が可能である。
      [臨床研究部]
      神経画像研究室、生化学・精神薬理研究室、高次脳機能研究室、行動生理研究室、心理研究室、司法精神医学研究室、社会精神医学研究室があり、専攻医も興味のある研究室で臨床を行いながら、研究を行うことができる。
      [その他]
      司法精神医学専門研修コースを選択した専攻医でなくても、副主治医として最先端の精神医学の研修や精神鑑定などの助手を行うことができる(鑑定も主に責任能力を評価する鑑定と、医療の必要性・処遇を決定するものまで、種々に行っている)。


      【嬉野温泉病院】
      基本的週間スケジュール
      午前 午後 17時以降
      一般外来(予診) 病棟(ケースカンファ) 医局会(月1回)
      外来(予診) 病棟
      デイケア診察 病棟
      外来(新患診察)
      療養病棟会議
      診療会議
      外来(新患診察) 児童思春期専門外来
      第一土曜日のみ出勤
      (研修会など実施)

      【早津江病院】
       病棟、外来業務となる。
      統合失調症を初めとする精神疾患の急性期状態の治療を担う病棟、回復期~慢性期の治療を担う病棟、身体合併症の治療を担う病棟、そしてアルツハイマー型認知症や脳血管性認知症の急性期治療~回復・慢性期を担う病棟があり、指導医から指導を受ける。精神科訪問看護やグループホームに力を入れており、急性期医療から地域医療まで一貫した診療を経験できる。
      早津江病院

      【園田病院】
      週間スケジュール
      8:30 – 9:00 病棟業務 外来予診 病棟業務 外来予診 病棟業務
      9:00 – 12:00 病棟業務 外来業務 病棟業務 外来業務 病棟業務
      13:00 – 16:00 病棟業務 外来カンファランス 病棟業務 外来業務 抄読会
      16:00 – 18:00 病棟業務 病棟カンファランス 病棟業務
      病院研修会
      (月1回)
      外来業務 病棟カンファランス
      18:00 – 20:00       アルコールミーティング
      (月2回)
       

  4. プログラム管理体制について
    • プログラム管理委員会
      委員長・佐賀大学医学部附属病院・診療科長:溝口 義人
      委員・佐賀大学医学部附属病院・副診療科長:溝口 義人
      委員・肥前精神医療センター・療育指導科長:會田 千重
      委員・嬉野温泉病院・精神科医長:奥 栄作
      委員・早津江病院・副院長:松永 高政
      委員・園田病院・院長:濱田 芳人
      委員・佐賀大学医学部附属病院・看護師長:佐保 直子
      委員・佐賀大学医学部附属病院・臨床心理士:松島 淳
      委員・佐賀大学医学部附属病院・精神保健福祉士:江口 利信
    • プログラム統括責任者
      溝口 義人
    • 連携施設における委員会組織
      各連携病院の指導責任者および実務担当の指導医によって構成される。
  5. 評価について
    1. 評価体制
      佐賀大学医学部附属病院:溝口 義人
      肥前精神医療センター:會田 千重
      嬉野温泉病院:奥 栄作
      早津江病院:松永 高政
      園田病院:濱田 芳人
    2. 評価時期と評価方法
      • 3 か月ごとに、カリキュラムに基づいたプログラムの進行状況を専攻医と指導医が確認し、その後の研修方法を定め、研修プログラム管理委員会に提出する。
      • 研修目標の達成度を、当該研修施設の指導責任者と専攻医がそれぞれ6ヶ月ごとに評価し、フィードバックする。
      • 1年後に1年間のプログラムの進行状況並びに研修目標の達成度を指導責任者が確認し、次年度の研修計画を作成する。またその結果を統括責任者に提出する。
      • その際の専攻医の研修実績および評価には研修記録簿/システムを用いる。
    3. 研修時に則るマニュアルについて
      「研修記録簿」に研修実績を記載し、指導医による形成的評価、フィードバックを受ける。総括的評価は精神科研修カリキュラムに則り、少なくとも年1回おこなう。
      佐賀大学医学部附属病院にて専攻医の研修履歴(研修施設、期間、担当した専門研修指導医)、研修実績、研修評価を保管する。さらに専攻医による専門研修施設および専門研修プログラムに対する評価も保管する。
      プログラム運用マニュアルは以下の専攻医研修マニュアルと指導医マニュアルを用いる。
      • 専攻医研修マニュアル
      • 指導医マニュアル
        • 専攻医研修実績記録
          「研修記録簿」に研修実績を記録し、一定の経験を積むごとに専攻医自身が形成的評価をおこない記録する。少なくとも年に1回は形成的評価により、指定された研修項目を年次ごとの達成目標に従って、各分野の形成的自己評価をおこなうこと。研修を修了しようとする年度末には総括的評価により評価が行われる。
        • 指導医による指導とフィードバックの記録
          専攻医自身が自分の達成度評価をおこない、指導医も形成的評価をおこない記録する。少なくとも年1回は指定された研修項目を年次ごとの達成目標に従って、各分野の形成的評価をおこない評価者は「劣る」、「やや劣る」の評価をつけた項目については必ず改善のためのフィードバックをおこない記録し、翌年度の研修に役立たせる。
  6. 全体の管理運営体制
    1. 専攻医の就業環境の整備(労務管理)
      各施設の労務管理基準に準拠する。
    2. 専攻医の心身の健康管理
      各施設の健康管理基準に準拠する。
    3. プログラムの改善・改良
      基幹病院の統括責任者と連携施設の指導責任者による委員会にて定期的にプログラム内容について討議し、継続的な改良を実施する。
    4. FDの計画・実施
      年 1 回、プログラム管理委員会が主導し各施設における研修状況を評価する。